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直木賞と本屋大賞を初めて受けたと聞き、早速 紀伊国屋書店 に行った。明屋書店でも良いし近いけど、品揃えや欠品の少なさで選んだ。読み初めてまだ数ページだが、さすがに面白い。夜風呂上がりにビールを２本、焼酎少々が日課であるがそれさえも抑えて私室に隠りたくなる。オススメです。

母が好きだった菖蒲の花が此処にある。亡くなる５年位前に来た。今、この歳になって自分は良い息子だったのか悩む。多分、母のいる天国には行けない。思い切り母を偲んで泣きたい時もあるが、何かが邪魔をされて眠りに着き朝を迎えるともう仕事し考えられない。ダメな典型的な息子だ。「母ちゃんごめんな、せっかく生んでくれたのにこの様だ」。2,3日過ぎて命日と気付く。

以前訪れたのは20代の頃だった気がする。途中の風景も変わっていた。駐車場も広くなっていたしキャンピングカーも数台あった。一番違ったのは、お年寄りが多かった事、車椅子・杖を付きヘルパーさんと空の色に溶け込んだ桜や森や湖を満喫していた。長生きはした方が良いんだろうなぁ。

別府市東山に安楽寺と言う真宗大谷派の寺あり。ここで有名なのは樹齢150年と言われる「しだれ桜」だ。確かに大木で見栄えする、あの時代は良かったと話しかけてくれそうな風格ある偉大で優しい樹だ。今しかない道まで垂れ下がった花は驚かされる。